花粉情報2023
2024年の花粉飛散量
2024年スギ・ヒノキ花粉
飛散数の予測値マップ
花粉の飛散数はほぼ全国的に大量飛散であった2023年より少ない見通しですが、ほとんどの地点で要注意レベル(2,000個/cm2以上)※を超えると予測されています。
※:花粉に対して十分な注意が必要とされる飛散量
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【監修】NPO花粉情報協会 事務局長 佐橋紀男先生
2024年の花粉飛散量の傾向
春に飛散するスギやヒノキの花粉数は、前年夏の気象条件と前年春の花粉飛散量に大きく関係します。特にスギやヒノキの雄花が形成を始める6月から7月の日照時間が最も影響しています。2023年夏の日照時間は西日本の一部で平年より少なかったものの、東日本を中心に猛暑で日照時間も平年並み以上となりました。また、花粉が多かった翌年は、花粉飛散数が少なくなる傾向がみられます。2023年春のスギやヒノキの花粉数は、全国的に大飛散となりました。
以上より、2024年春の花粉飛散数は2023年より少ない見通しですが、東海から北の地方では、例年(過去10年間の平均)並みか例年より多くなり、ほとんどの地域で要注意レベル(2,000個/cm2以上)※を超えると予測されています。花粉症は花粉飛散量がある一定のレベルまで上昇すると発症します。また暖冬の影響で飛散開始が例年より早くなる見込みのため、本格的に花粉が飛び始める前の症状の軽いうちから鼻炎薬を飲んでおくなど、早めの対策が重要です。